画期的なステレオサウンドを楽しめる、ヤマハのエレアコAPXシリーズの12弦ギター!

坂崎幸之助氏とテリー中本氏が追求し、登場したYAMAHAのエレアコ、APXシリーズ。
1987年の発売以来、弾きやすさとスタイルの良さで多くのファンを魅了してきました。
FGなど他のフォークギターと比べネックが細く、ボディも薄くて取り回しがよく、エレキギターよりも軽量で生音も程々に出て様々な用途で使えるのが人気の秘訣でしょう。
今回入荷のお品は、6弦モデルと同時期の1987年に登場し、1994年まで発売されていたAPXの12弦モデルです。
この12弦ギターの特徴は、APX専用のアンダーサドル型ピエゾピックアップに、表板の内側に装着された同じくAPX専用の2つのコンタクトピックアップをブレンドできる、ステレオピックアップシステムです。
ここまでの機能はエレアコでは標準的ですが、さらに最大の特徴として、APX専用のアンダーサドル型ピエゾピックアップはRchとLchに分けて出力でき、サイドの切替スイッチでRchを1/2/3コース・Lchを4/5/6コース、またはRchを1/3/5コース・Lchを2/4/6コースに分離することで立体感のあるエレアコサウンドを作り出すことが可能です。
アンダーサドルとコンタクトピックアップのブレンドはエンドピンのモノラルジャックからご使用いただけます。
アンダーサドルのRch/Lchの2系統出力はサイドのTRSステレオジャックのみご使用いただけます。(コンタクトピックアップのブレンドも可能です)
コントロールはボリューム、トレブル、ベースおよびR/L切替スイッチ、バッテリーチェック、ネックジョイント側にはミックスが搭載されています。
スイッチ以外のツマミはプッシュ/プッシュで収納可能、ルックスと操作性を考えた作りになっております。
エレアコ創成期の製品で、製造後30年強経過しておりますので、現代の最新機種とサウンドを比較するのは難しいですが、時間をかけ技術を結集して開発したメーカー努力が垣間見える逸品です。
Top:Spruce
Side & Back:Agathis
Neck:Mahogany
Finger Board:Palisander
Bridge:Palisander
Neck Width At Nut:46mm
Scale Length:637mm
お問い合わせは
support@rotomusic.jpまたはTEL:0748-26-4381までお気軽にどうぞ。

ブランド:YAMAHA
状態:B+:通常使用する用途において問題なし
色:サンバースト系
製造年:1987年
付属品:専用ハードケース(年数相応の使用感がございます)

製造後30年強経過しておりますので、ヘッドやボディの塗装の白濁や、ボディバインディングと隣接材との段差などの経年変化が顕著にでております。
ネックヒール付近のバック材表面樹脂部分に僅かですが浅いクラックがうっすら確認できます。
サウンドホールロゼッタの先端部に僅かに浮きがございます。
トップ板は米粒以下の浅い凹みが若干見られますが、目立った打痕や凹みはございません。
ヘッドとラウンドバックに米粒程度の打痕が1箇所ずつ見受けられます。
ネックヒール部やサイド、バックに擦り傷が少々見られます。
ネック裏にも所々極小さな打痕や浅い凹みがございます。
指板の13-14フレット4コース下に凹みを修正したような痕が見られます。運指に影響はございません。
ネックはほぼ真っ直ぐの状態に調整済みで、元起きもございません。またトラスロッドの余裕も十分ございます。
フレットはローフレットに減りがございますが一番減っているポジションでも8割前後の残りがございます。
サドルがオクターブ加工されております。オクターブピッチは完全とまではいきませんが狂いは少なめです。
12フレット上の弦高は6コース約2.8mm/1コース約2.1mmです。
エンドピンモノラルジャックからの各弦の出力のバランスは概ね良好です。
ステレオジャックからの出力は、Rchに比べてLchは少し出力が弱めです。
電池スナップが交換されております。
電装系その他は良好です。
詳細写真はこちらでご確認願います。
(お手数ですがクリックしていただき、別ウインドウでご確認お願い致します。)