現行品のwavestateシリーズの元となったレジェンド『WAVE STATION』のラック音源が入荷!!
懐かしい90年代コルグの異色モデル、WAVESTATIONのラック音源が入荷しました。
WAVESTATIONは、現行モデルのwavestate(mk2)、wavestateSE、wavestate moduleの原型となったシンセサイザーです。
1990年代に01/Wがウェーブシェーピングという波形を変調できる方法を採用、ラック音源03R/Wを含めてPCM音源の王道となったのに対し、
同時期に発売されたWAVESTATIONシリーズでは、 4つのPCM(サンプリング)波形を繋ぎ合わせることで時間的に変化できるようにするベクトル・シンセシス(ウェーブ・シーケンス)が採用されたモデルです。
元々ベクトル・シンセシス方式は、1980年代に米国のシーケンシャル・サーキット社が開発した技術で、
その後シーケンシャル・サーキット社を買収したヤマハと数名のスタッフが移籍したコルグによって、一部のモデルにおいてその方式が引き継がれました。
WAVESTATIONシリーズは、音作りの難しさから当時大ヒットとまではいかなかったようですが、マニアックなシンセユーザーからは高い評価を得ているシリーズです。
シーケンシャル・サーキット社の創業者デイブ・スミスも開発に関わっているそうです。
本モデルのWAVE STATION SRは、1992年シリーズ最後に発売された1Uサイズのラック音源で、シリーズの中で最もプリセット音色が多く、ある程度初めからその画期的な音色を味わう事ができるのが魅力。
さらにMIDIメッセージを使用すれば細かな音作りも可能で、(実証しているわけだございませんが)他モデルに備わっているジョイスティック機能も制御できるようです。
ソフトシンセが席巻している昨今ですが、ハード音源の安定性、そしてハードからこそ出てくる独特の質感のサウンドはやはり捨てがたいものがありますね。
【スペック & オプション(取扱説明書引用)】
●方式: アドバンスド・ベクトル・シンセシス・システム
24bitデジタル・プロセシング、19 bit DAC
●波形メモリー: 484サンブル・ウエーブフォーム、シングル・サイクルウェーブフォーム
●プログラム・メモリー: 8 ROM バンク、3RAM パンク、1CARDパンク
●音源部: 20 bitリゾルーション
32ポイス(各ポイスにフィルター、アンプ、LFO×2エンベロープ×2装備)
●マクロ部: ピッチ、フィルター、アンプ、パン、Env1.キーボード/ベロシティ・ゾーニング用ポイシング・テンプレート
●エフェクト部: 55デジタル・エフェクト・プログラム
最大6エフェクト同時実行 (ダイナミック・モジュレーション付き)
●パフォーマンス数: 550 インターナル、50カード
●バッチ数: 385 インターナル、35カード
●ウエープ・シーケンス数: 352 インターナル、32カード
●ウエーブ・シーケンス・ステップ数: 5500 インターナル、500カード
●マルチセット: 32 マルチ・ティンバー、16MIDIチャンネル
●本体コントローラー: マスター・ボリューム
●カードスロット: PCMデータ、PROG (プログラム) データ
●MIDI: IN、OUT、THRU
●ディスプレイ: 16文字×2行、バックライト付きLCD
●アウトプット: 1/L、2/R、3、4、ヘッドホン
●消費電力: 定格17W
●外形寸法: 435 (W) ×45 (H) ×262 (D) mm
●重量: 3.6Kg
●オプション: RAMカード (MCR-03)、ROMカード、PCMカード
お問い合わせは
こちらまでお気軽にどうぞ。
ブランド:KORG
状態:B+:通常使用する用途において問題なし
製造年:1990年代
付属品:取扱説明書(ヨレ、変色・汚れ・シミあり)
よく見れば、外装に所々擦れ・小キズがございます。
外部MIDIキーボードから音出し確認済みです。
各ボタン操作も良好です。
MIDI OUT/TRHU端子は動作未確認です。
内蔵バッテリーの低下を示す « INTERNAL BATTERY IS LOW - REPLACE »の表示はございませんが、残念ながらRAM1〜3のデータは消失しておりますので、既にバッテリーは交換されていると推測されます。
RAM1〜3はROM8〜10のデータがコピーされております。
データカードは付属しておりませんので、カードの読み書きの確認はできておりません。
30年以上前の機種につき現状お渡しとなりますので、ご理解の程どうぞ宜しくお願い致します。
詳細写真はこちらでご確認願います。
(お手数ですがクリックしていただき、別ウインドウでご確認お願い致します。)